パートの主婦らの社会保険料の負担に補助金
政府の経済財政諮問会議でパートの主婦らが社会保険料の負担を気にせず、より長い時間働けるようにすることを目的に、来年度から企業向けの補助金を新設すると表明した。但し、2019年度までの暫定措置で、約20万人のパートが対象になると想定しているもよう。
パートで働く主婦は、年収130万円以上になると夫の年金や健康保険から外れ、自ら保険料を支払う必要があるため、働く時間を増やしても手取り収入が逆に減るケースがある。「130万円の壁」と呼ばれ、自主的に勤務時間を調整し、130万円未満に抑える人が多いとされている。
この補助金は、手取り収入が減らないように賃金を引き上げたり、勤務時間を長くしたりした企業が対象だ。目安としては3%前後の賃上げや、週4~5時間程度の勤務時間増で、手取りが減らないとされる。