会社設立と定款の関連性について、幾人かのお客様からご意見を伺いました。
最初に取り上げるのは、目的の記載についてです。
ただ、最近のことですが、目的の最後、「前各号に付帯する一切の業務」に換えて、「適法な一切の事業」、「公序良俗に反しない事業」とされた事例がありました。ベンチャービジネスらしいとも言えますが、目的というものを見る上で参考にして下さい。

  会社設立の定款に記載ない事業を営めない

1.定款に記載ない事業を営めない、事業に出来ないのであれば、今後、いくども定款を変更する必要があるのではないか?

 定款の事業目的は、いくつ書いても、それぞれが関連性がなくてもかまいません
しかし、登記簿に記載されますので、将来においても、金融機関や取引先などから見て、会社そのものがよくわからないなどと感じられると、マイナスな部分が想定されます

従って、事業目的はある程度、具体的で明確なものが適しています。
 もちろん、定款には最後に「前各号に付帯する一切の業務」と記載しますので、「目的」に関連する事業を行うことが可能になりますので必ず記載しましょう。

 余談になりますが、市販薬の効用についてですが、頭痛、胃痛、解熱と様々な効用が記載されていても、3つ目までが実際の効用とも言われます。会社の目的も最初に記載された、数項目の目的が主要なものと見做されるように思います。
個人の開業医の場合にも、内科、外科、皮膚科と書かれていた場合にも同じようなお話を聞きます。

 もっとも悩む定款作成ですが、こういった内容を記載したい、その段階からの作成もお引き受けします。ぜひご相談下さい。